[3日 ロイター] - 米プロフットボールリーグ(NFL)は3日、2022年レギュラーシーズンで選手が起こした脳振とうが、前年から18%も増加したことを明らかにした。
今シーズン終了時点のデータによると、全271試合で起こった脳振とうは149件。NFLの最高医療責任者であるアレン・シルス氏は電話会議で、増加要因を調べるとした上で、原因の一つはより保守的になったプロトコルと選手の査定数増加にあるとの見方を示した。
NFLの医療チームは今季、1試合当たり平均1.6件の査定を実施。審判などによる医療タイムアウトは約2倍に増えていた。
一方、脳振とうに限らない全体の故障件数は前年比で5.6%減少したという。