[カフラマンマラシュ(トルコ)/ジンディレス(シリア) 15日 ロイター] - トルコ南部で起きた地震の被災地では15日、カフラマンマラで女性2人、アンタキヤで母親と子ども2人が救出された。捜索活動は続けられているが、がれき撤去など復旧に向けた作業に重点が移っている。
15日までにトルコとシリアの死者は計4万1000人を超えた。
被災地域の多くのインフラが地震の被害で機能しなくなっており、衛生当局は被災者の健康状態を懸念している。
世界保健機関(WHO)の緊急事態対応を統括するマイク・ライアン氏は15日、反政府勢力の支配下にあり、援助がほとんど届かないシリア北西部の人々の健康問題を特に懸念していると述べた。
また、WHOのトルコ代表を務めるバティル・ベルディクライチェフ氏は、被災地の水不足により感染症などが流行するリスクが高まっていると懸念を示した。