[国連 28日 ロイター] - 国連安全保障理事会で北朝鮮の人権問題が議題として残ることになった。米国とアルバニアが28日に文書で要請し、他の59カ国と欧州連合(EU)が支持した。支持国は昨年の2倍に増えた。
安保理の規定によると、特定の議題について公開会合が3年間開かれなければ、加盟国から異議が出ない限り議題リストから削除される。異議が出た場合はさらに1年間、議題リストに残る。
安保理は過去3年間、北朝鮮の人権問題を毎年議論してきたが、非公開だった。中国とロシアはこの問題を取り上げることに反対してきた。
北朝鮮の人権問題で最後に公開会合が開かれたのは2017年だった。
米国は16年に北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長(現総書記)が人権侵害に関与しているとして制裁対象に指定した。