[台北/北京 6日 ロイター] - 台湾の邱国正国防部長(国防相)は6日、中国の空母「山東」が、台湾の東岸沖約200カイリ(370キロメートル)の位置にいると明らかにした。
台湾軍が状況を注視しているとした上で、現時点で空母から航空機が離陸するのは確認していないと述べた。
立法院(国会)内で記者団に「訓練中だがタイミングが非常に微妙だ。何をしようとしているのかはまだ分析中だ」と語った。
その後、立法院で、山東が台湾南端の東におり、台湾の軍艦が5─6カイリの距離を取りながら監視していると説明した。
日本の防衛省によると、山東とフリゲート艦、補助艦1隻ずつで艦隊を組んでいる。2019年に就役した「山東」が太平洋で確認されたのは初めてという。
米空母「ニミッツ」も台湾の東約400カイリの位置にある。米海軍は「ニミッツの今後の作戦について推測することはない」とした。
台湾の蔡英文総統は5日、マッカーシー米下院議長(共和党)とロサンゼルス郊外で会談した。
*写真を差し替えました。