[ソウル 20日 ロイター] - 韓国の尹錫悦大統領は24─30日の日程で米国を訪問し、26日にバイデン米大統領と会談する。ミサイル発射を繰り返す北朝鮮への対応や、半導体・電池およびその他ハイテク分野の協力拡大などが話し合われる見通し。
韓国大統領が国賓として米国を訪問するのは2011年以来。今年は米韓同盟の締結70周年に当たる。
韓国大統領府の金泰孝国家安保室第1次長はブリーフィングで「経済安全保障協力を深めつつ、両国の統合防衛態勢を強化し拡大抑止をより具体的に運用する機会になる」と述べた。
ウクライナ支援も議題になる見込み。尹大統領は今週、ロイターのインタビューで、ウクライナ民間人への大規模攻撃など国際社会が容認できない事態が起きた場合、軍事支援に踏み切る可能性を示唆した。
27日には米国議会で演説する。その後、ボストンに移動し、ハーバード大学ケネディ行政大学院で講演する予定。