[20日 ロイター] - 米大リーグ(MLB)で藤浪晋太郎投手の所属するアスレチックスは20日、新球場用地の買収契約に調印し、ラスベガス移転に前進した。
アスレチックスのデーブ・カバル球団社長は、現在の本拠地オークランドに新球場を建設する計画が暗礁に乗り上げた後、ラスベガスに移転する計画を推し進めていると述べた。
MLB公式サイトで「オークランドのファンとコミュニティーにとって本当に難しい日であることは認識している。ラスベガスでの協定が成功すると考えており、リーグの支持もあるので、そこに全力を注いでいる」と説明した。
カバル球団社長によると、2024年に新球場建設に着工し、27年シーズンには使用できるように進めていくという。
また、MLBコミッショナーのロブ・マンフレッド氏は声明で「2021年に進展がない状況が続いたことから、MLBはアスレチックスにラスベガスとの並行路線を検討するよう指示した。同球団がラスベガスに焦点を向けることを支持し、年内にこのプロセスに最終的な結論を出すことを期待している」と表明した。