[27日 ロイター] - 自動車レースF1、フェラーリのシャルル・ルクレール(モナコ)は27日、報じられているメルセデスとの移籍交渉について否定したが、質問に「まだ。今のところは」と返答したため憶測に終止符が打たれることはなかった。
ルクレールは昨季、開幕から3戦2勝と好スタートを切ったが、その後はマシンの信頼性欠如、戦略の失敗、ドライビングミスなどで結果を残せなかった。今季は開幕3レースで6ポイントしか獲得できず、リタイア2回と苦しんでいる。
今週アゼルバイジャン・グランプリ(GP)が行われるバクーで取材に応じたルクレールは、イタリアメディアで公然の秘密とされているメルセデスとの交渉について聞かれ、「何も話していない。まだ。今のところは」と答えた。
メルセデスのトト・ウォルフ代表から電話があったかどうかについては「ない。ゼロ、ゼロ、本当にゼロだ。君たちがみんな笑っているのは信じていないからだろうが、約束する」と強く否定した。
また、「今は、私はきょうのプロジェクト、つまりフェラーリに完全にフォーカスしているし、将来に関しても完全に信頼し、自信もある。そのうち分かることだ」とし、「このチームにいることはずっと夢だったし、ここでチャンピオンになることが私の最優先事項」と話した。
ルクレールはフェラーリと2024年末までの契約を結んでいる。