[東京 5日 ロイター] - 6日に埼玉で行われるサッカーのアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)決勝第2戦に臨むアルヒラル(サウジアラビア)のラモン・ディアス監督は5日、クラブにリオネル・メッシ獲得のうわさが出る渦中で「今は試合に集中している」と語った。
フランス1部パリ・サンジェルマン(PSG)に所属するメッシは、先月30日にPSGが敗戦したリーグ戦後の練習に参加する予定だったが、無許可でサウジアラビアへ渡航。そのため、クラブは同選手に2週間の活動停止処分を下すとともに、3シーズン目の契約オプションの行使を断念したと仏紙レキップが2日に報じた。
また、メッシはサウジアラビアの観光大使を務めており、長年のライバルであるポルトガル代表FWクリスティアノ・ロナルドは現在サウジアラビア1部アルナスルに在籍。メッシの関係者はロイターに対し、同選手がアルヒラルから正式なオファーを受けたと明かしている。
しかし、ディアス監督は会見ではメッシの話題に触れず、J1浦和との試合に照準を合わせていることを強調。「私たちには決勝戦がある。何が起こるか分かるのは試合後だ」と語った。
なお、決勝第1戦は1─1の引き分け。アルヒラルは2年連続のACL優勝を目指している。