[ワシントン 9日 ロイター] - 米連邦捜査局(FBI)は9日、ロシア連邦保安局(FSB)が米国のコンピューターを標的する一連のマルウエア(悪意のあるソフトウエア)を特定し、無効化したと発表した。
標的になったコンピューターの数は明らかにされていない。
米当局者の1人は「われわれはこれが彼らの最高のスパイツールだと評価している」と記者団に語った。
この当局者によると、「スネーク」と呼ばれるマルウエアの背後にいるFSBのスパイは「Turla」として知られているハッカー集団の一員という。
FBI高官は、この集団が20年にわたり、北大西洋条約機構(NATO)のさまざまなターゲット、米政府機関、テクノロジー企業に対して活動してきたと述べた。
ロシアの外交官はコメント要請に応じていない。ロシア政府はサイバースパイ活動を繰り返し否定している。