[ジュネーブ 16日 ロイター] - ウクライナ・フィギュアスケート連盟の選手会が国際スケート連盟(ISU)に対し、ウクライナ侵攻が終了するまでロシアの選手と関係者を完全に除外するよう呼びかけた。
ロシアと協力国ベラルーシの選手らはウクライナ侵攻が開始して以降、国際オリンピック委員会(IOC)からISUを含む全ての国際競技連盟(IF)への要請で、多くの国際大会から除外されてきた。
しかし、IOCは今年3月に新たなガイドラインを発表し、国際大会から追放されてきた両国の選手について、国を代表しない個人資格の「中立選手」としての競技復帰を認めるよう勧告した。
ウクライナ・フィギュアスケート連盟の選手会で会長を務める女子スケーターのアンナ・フニチェンコワは、ISU選手会会長とその他メンバーに宛てた書簡で、ロシア選手らの参加は「いかなる立場」でも受け入れられないとし、「ロシアによる一方的なウクライナ侵攻が終わるまで、全てのISU公認の国際大会においてロシア選手と関係者を完全かつ全面的に除外するという私たちの新たな考えを支持してもらえることを願う」と述べた。