[23日 ロイター] - 米プロバスケットボール協会(NBA)のオールスターに10回出場した名選手のカーメロ・アンソニーが22日、正式に引退したと発表した。
2003年のドラフト全体3位でナゲッツに指名されたアンソニーは、NBAで19シーズンを過ごし、通算1260試合出場で歴代9位の2万8289得点を決めた。オールNBAにも6回選出され、得点王に輝いたこともある。
アンソニーはNBA公式ウェブサイトの動画で「バスケットボールは私の表現の場所だった。私の意思は強かった。自分のコミュニティー、誇りを持って代表する街、その道のりで私を支えてくれたファンたち、そういった人々や土地に永遠に感謝する。彼らが私を『カーメロ・アンソニー』にしてくれた」とコメント。
そして「今、私には別れを告げる時が来た。NBAにさよならを言うのはほろ苦いものだが、どんな未来が待ち受けているのかわくわくしている」と表明した。
NBAコミッショナーのアダム・シルバー氏は22日の声明で「カーメロ・アンソニーは歴代NBA選手の中でも偉大な1人で、アンバサダーだ。彼の目を輝かしい19年のキャリアをたたえ、殿堂入りする日を楽しみにしている」と語った。