[キーウ 30日 ロイター] - ウクライナの当局者が30日早く明らかにしたところによると、首都キーウ(キエフ)で過去24時間で3度目の攻撃があり、少なくとも1人が死亡、4人が負傷した。
ウクライナ軍は20機以上のドローン(無人機)を撃墜した。
軍幹部は通信アプリ「テレグラム」で「攻撃は大規模だった。異なる方向から波状攻撃があった」と述べた。
キーウへの攻撃で死者が出たのは今月2度目。高層集合住宅にドローンの破片が落下し、火災が発生。1人が死亡した。
南西部のホロシフスキー地区では建物の上層部が破壊され、がれきの下敷きになった人々の捜索活動が行われている。クリチコ市長によると、4人が負傷し、20人が避難した。
キーウの当局者らによると、ロシアは30日未明に市内への新たな大規模攻撃を開始し、軍が防空システムで対応した。他の複数の地域でも空襲警報が鳴り響いた。
クリチコ市長は「大規模な攻撃だ」とテレグラムに投稿。避難所から出ないよう市民に呼びかけた。
軍当局者は防空システムが攻撃を阻止していると述べた。市内の一部地域には破壊物のがれきが落下した。
市当局者によると、ロシアは今月、夜間を中心にキーウを無人機とミサイルで繰り返し攻撃している。
30日の攻撃は今月17回目の空爆。前日には日中も含めて2回の攻撃があった。