[パリ 2日 ロイター] - 岸田文雄首相は2日、フランスのマクロン大統領とパリで会談し、自衛隊とフランス軍の相互往来と共同訓練を可能にする「円滑化協定(RAA)」締結に向けた正式協議を開始することで合意した。日本政府が発表した。
日本政府当局者は「両首脳は交渉開始で合意した。これまでの協力と(軍事)演習の積み重ねを考慮すると、これは重要なことだ」と指摘。フランスとのRAA締結には約1年かかる可能性があるとした。
フランス大統領府は声明で、RAAの締結は両軍の相互運用性を促進すると指摘。またフランス外交筋によると、フランス政府はRAAが「非常に迅速に」締結されることを望んでいるという。