[パリ/ロンドン 6日 ロイター] - 米国と欧州連合(EU)加盟国の大半は、モスクワで7日に行われるロシアのプーチン大統領の就任式に出席しない。一方、フランスなど一部の国は代表を派遣する方針。
欧米諸国の間でプーチン氏を巡り対応の違いが浮き彫りになっている。
米国務省のミラー報道官は「就任式に代表を送ることはない」と説明。英国とカナダも就任式に代表を派遣しない方針を示している。
EUの報道官は、駐ロシア大使が就任式に参加しないと述べた。ドイツ外務省も欠席する方針を示している。
欧州外交筋によると、EU加盟国中20カ国は就任式を欠席するが、7カ国は代表を派遣する予定。フランスに加えて、ハンガリーとスロバキアが代表を送るという。
仏外交筋は「フランスは駐ロシア大使が代表として出席する」と述べた。
マクロン仏大統領は6日「われわれはロシアやロシア国民と戦争しているわけではなく、ロシアの政権交代を望んでいるわけでもない」と述べた。