[7日 ロイター] - 中国の張漢暉駐ロシア大使は7日公表されたロシア通信(RIA)とのインタビューで、全ての当事者が対等に参加するウクライナ和平会議を支持すると述べた。
「中国はロシア側とウクライナ側が承認し、全ての当事者が平等に参加して和平に向けた全ての選択肢について公平に議論する国際和平会議の適時開催を支持する」と語った。
スイスはウクライナ和平の実現を目指し6月15─16日にハイレベル会合を開催するが、ロシアは招待されていない。
中国の習近平国家主席はスイスの和平会議に強い関心を示していないとみられる。ロシアは自国が招待されていないため、開催の意味はないと主張している。
同大使は中国が今後も役割を果たし危機解決のために「中国の知恵」を提供する用意があると発言。「紛争がエスカレートして制御不能にならないよう、全ての当事者ができる限り早く平和を回復するため共通の取り組みを進める必要がある」と述べた。