Tom Balmforth David Gauthier-Villars
[キーウ 7日 ロイター] - ウクライナ検察当局は7日、昨年12月下旬から今年2月下旬までにロシアが発射した北朝鮮製の弾道ミサイル約50発のうち、回収できた21発の残骸を調査したと発表した。
それによると、約半数が予定軌道を外れて空中で爆発したため破片は回収されなかったとし、失敗率は高いとの認識を示した。
着弾せず破片を収集できなかった場合には、飛行軌道や速度、発射地点を調べることで、北朝鮮製の「火星─11」型ミサイルだと特定した。この発射回数は北朝鮮がロシアに約50発の弾道ミサイルを輸送したことを示す情報と一致しているという。
残骸が回収された21発のうち3発はウクライナの首都キーウ(キエフ)とその周辺地域に着弾した。このほか、東部ハリコフや北東部ホルタワなどにも着弾があった。