Trevor Hunnicutt
[ワシントン 7日 ロイター] - 親パレスチナ抗議デモが全米に広がる中、バイデン大統領は自身や政府高官らが演説する大学の卒業式で平和的な抗議行動を歓迎する意向だと、ホワイトハウスが7日明らかにした。
コロンビア大学は6日、混乱状態が数週間続いていることを受けて大規模な卒業式典を中止し、より小規模なイベントを学内で行うことを決めた。
同大での抗議行動に触発されて全米の数十校で同様の抗議行動が展開され、学生はパレスチナ自治区ガザの停戦のほか、大学がイスラエルと関連のある企業との関係を断つことを要求している。
ホワイトハウスのジャンピエール報道官は、バイデン氏はキャンパスなどでの平和的な抗議行動を歓迎する一方、ヘイトスピーチや反ユダヤ主義、暴力行為への非難は続けると説明。「(大統領は)自身がどこにいるか、どこで演説しているか、またそれが卒業式だろうがイベントの一つだろうが関係なく、平和的な抗議を歓迎する」と述べた。