Nidal al-Mughrabi Steve Holland Mohammad Salem
[カイロ/ワシントン/ラファ(ガザ地区) 8日 ロイター] - パレスチナ自治区ガザで続くイスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘の休止に向けた交渉が7日、エジプトのカイロで再開した。米国はハマスが示した修正案で双方の溝が埋まるとの楽観的な見方を示した。
エジプトの関係者によると、7日の協議にはハマス、イスラエルのほか、仲介役を務める米国、エジプト、カタールの代表団が参加し、交渉再開に前向きな姿勢を示した。8日も協議を継続する。
ハマスは6日、仲介国の休戦案を受け入れると発表したが、イスラエルは受け入れられない要素が含まれるとし、合意に至っていないとした。
ホワイトハウスのカービー報道官は7日、ハマスが修正案を提示したと述べ、新たな文言は残りの溝を「確実に埋められること」を示唆していると述べた。詳細には言及しなかった。
ハマスはさらなる人質解放には恒久的な停戦での合意が必要だとしており、イスラエルは一時的な停戦のみを協議する姿勢を示している。
イスラエル軍は7日、ガザ南部にあるラファ検問所のパレスチナ側を掌握し、特殊部隊が一帯を精査していると発表した。同検問所はエジプトと境界を接している。