Felix Light
[トビリシ 8日 ロイター] - 旧ソ連構成国ジョージアの国家安全保障局は8日、外国から資金提供を受けている団体を規制する「外国の代理人」法案に対する抗議デモが続いていることについて、デモの主催者が暴力を通じた権力奪取を画策していると非難、市民にデモに参加しないよう呼びかけた。
同法案を巡っては、数千人が約1カ月間にわたって、ほぼ毎日、抗議活動を行っている。
法案は資金の20%以上を国外から受けている団体に外国の代理人として登録を義務付ける内容。反対派はロシアで同様の法律が言論弾圧に使用されているとし、「ロシアの法律」と呼んで反発している。
国家安全保障局はフェイスブックで「(デモの主催者は)暴力的手段で国家構造を破壊し、政府を転覆させる」ことを目指していると表明。デモの主催者が海外から資金を調達して警察に対する暴力行為を計画しているとし「抗議活動に参加する若者に対し、挑発行為に従わないよう呼びかける」と述べた。