Andrew Hayley
[北京 9日 ロイター] - アジア時間の原油先物は急上昇。イスラエルとパレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスの衝突を受けて中東の地政学リスクが高まった。
北海ブレント先物は4ドル高の1バレル=88.58ドル、米WTI先物も4ドル上昇して86.79ドルを付けた。
市場の関心はハマスによる攻撃にイランが関与した可能性に向けられている。
コモンウェルス銀行(CBA)のアナリスト、ビベック・ダール氏は「西側諸国がハマスの攻撃とイラン情報機関の関連性を正式に確認すれば、イランの原油供給と輸出は直ちに下方リスクに直面する」と述べた。