以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家元・社長氏(ブログ「元投資顧問会社社長のチラシの裏」)が執筆したコメントですフィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております
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※2016年9月15日13時に執筆
幕張メッセで、東京ゲームショウ2016が本日(9月15日)から開催されています
株式市場では8月からすでに注目が集まっていましたが、関連銘柄の一部では昨日(9月14日)段階で大きな利食い売りも出てきていますね
今回は、この東京ゲームショウ関連銘柄の中でも、今後、中期的な成長が見込める関連銘柄をピックアップして深掘り解説していこうと思います
■東京ゲームショウの概要
東京ゲームショウとは、そもそも一体どんなものなのでしょうか?
▽東京ゲームショウの歴史
今では世界三大ゲームショーの一角と認識される東京ゲームショウですが、第1回の開催は1996年に遡ります
過去のトピックスを確認してみると、2006年には任天堂のファミリーコンピューター(通称:ファミコン)から最新のゲーム機種まで、ゲームの進化を紹介するテレビゲームミュージアムが人気化
2007年には出展企業のコナミが発表したメタルギアソリッド4のブースに来場者が殺到
2011年には初音ミク、2013年にはスマートフォンの普及やスペック向上の背景から、最新ソーシャルゲームに注目が集まりました
▽東京ゲームショウ2016の概要
東京ゲームショウ2016の開催概要は以下の通りです
ビジネスデイ:9月15日(木)〜16日(金)10:00~17:00
一般公開:9月17日(土)〜18日(日)10:00~17:00
開場:幕張メッセ
▽ゲームだけじゃない!コスプレイヤーにとっても大きなイベント!?
東京ゲームショウは何も最新ゲームやテクノロジーだけが注目されるわけではありません東京ゲームショウは、日本ばかりか世界中のコスプレイヤーも大注目するイベントなのです
例えば、今年も「Cosplay Collection Night @TGS」と題して、国内外200名以上の出演するイベントが開催されます
■東京ゲームショー2016の注目するべきポイントは、VR/AR関連銘柄
過去の東京ゲームショウではその時代にマッチしたトピックスが生まれたことは、先程述べました
では、東京ゲームショウ2016ではどんなトピックスが生まれるのでしょうか?
私としては、スバリVR/AR関連に大きな注目が集まるのではないかと見ています
各種メディアでも、2016年はVR/AR元年として位置づけられており、SIEのゴーグル型端末であるプレイステーションVRがリリースされました
さらに、7月には日本でもポケモンGOがリリースされ、人気が爆発していますこのポケモンGOでARというテクノロジーが、広く一般的にも認知されてきていると感じています
こうした土台の上に、今回の東京ゲームショウ2016でVRコーナーの出展企業の中から、今後の中期的に注目されてくる企業が出てくるのではないかと思います
※当ブログでは、過去に「VR(バーチャルリアリティー)関連銘柄を深掘り特集」、「AR(拡張現実)関連銘柄を深掘り特集」と題して記事を書いておりますので、そちらも併せてお読み頂けますと幸いです
■東京ゲームショウ関連銘柄は、マーケットでは既に織り込み済み?
とはいえ、今更東京ゲームショウ関連銘柄?と思われる方も少なからずいらっしゃるかと思います
ここ数日の株価を見れば一目瞭然ですが、マーケットでは既に東京ゲームショウ関連銘柄は元気を無くしている状態です
そこで、私としては、『今後中期的に注目されてくるだろう』という視点で、東京ゲームショウ2016関連銘柄をピックアップしていこうと思います
■東京ゲームショウ2016関連銘柄
▽クリーク・アンド・リバー (T:6460)
VR・AR事業を展開するクリーク・アンド・リバーに注目
同社は今回の東京ゲームショウ2016で、子会社のVR Japanと共同で、VRヘッドマウントディスプレイ「K2」や関連するソリューションの紹介をする予定です
また、スマホ向けゲームは人気作品を中心に中国や台湾に拡大していくなど、業績は好調先月には過去最高益を発表加えて、8月31日には東証2部から東証1部への指定替えも承認さているなど、今勢いのある企業の一角であることは間違いないでしょう
同社はVR/AR関連企業として前々から注目されていた企業ですが、業界の中でもエバンジェリスト(伝道師)的な立ち位置にあり、各地で精力的にVR/AR関連イベントに参加・出展しています
今後もVR/AR関連の中では中心的な存在として見られていく可能性は非常に高いと考えられます
▽CRI・ミドルウェア (T:6758)
映像・音声・ファイルシステム・音声認識などの分野でミドルウェアの開発・販売・サポートを行っているCRI・ミドルウェアこちらも東京ゲームショウ2016関連銘柄の中では注目の企業でしょう
同社は、9月15日、16日のビジネスデイのみの出展となりますが、ゲームなどで高度なVR演出を実現する像・音声ソリューション群「CRIWARE」を紹介する予定となっております
すでにCRIWAREを利用して開発したゲームやアプリ、業務用のゲーム機器などは既に全世界で3,000件を超えております(2015年4月段階)
そうした同社の技術の中で個人的に注目したいのがCRI Sofdec2 for VRこちらは、酔わないVRを実現する4K60fpsの高品質VRムービー再生技術となっており、今後、様々な分野で注目されていくのではないかと読んでいます
1度でもVR技術を体験した方であれば、VR酔を経験した方も居らっしゃることでしょうこうしたVR酔を回避するための非常に有望なソリューションとして、今後注目されてくるのではないでしょうか?
▽コーエーテクモHD (T:6879)
最後に注目したいのが、コーエーテクモHD
同社は、ファミコンの時代からソフトを開発してきている老舗企業であるコーエーとテクモとが合併して2010年に誕生した企業
コーエーと言えば、信長の野望、三国志、大航海時代、提督の決断、蒼き狼と白き牝鹿、ウィニングポストなど、玄人好みのシュミレーションゲームという大きな資産を持つ企業
今後、こうした玄人好みのタイトルとAR/VR関連のテクノロジーを組み合わせた新たなタイトル…という所を、いちファンとして期待していますので最後にピックアップさせて頂きました
■その他の東京ゲームショウ2016関連銘柄一覧
ミクシィ (T:7974)
DeNA (T:9468)
アドウェイズ (T:9684)
アクセルマーク (T:9766)
グリー
KLab
モブキャスト
コロプラ
gumi
カヤック
シリコンスタジオ
ユークス
EG
セガサミーHD
ソニー
イマジカロボ
任天堂
カドカワ
スクエニHD
コナミHD
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執筆者名:元・社長
ブログ名:元投資顧問会社社長のチラシの裏