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オリックス、イチケン、キヤノンなど

発行済 2016-10-27 16:46
更新済 2016-10-27 17:00
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(T:2371) カカクコム 1755 -65大幅反落。
ゴールドマン・サックス証券では投資判断を「中立」から「売り」に格下げ、目標株価も1700円から1400円に引き下げている。
主力事業である価格コムと食べログはスタートから10 年以上が経過、利用者数はそれぞれ数千万となり、収益面でも成熟期に入りつつあると指摘。
新規事業の立ち上がりも主力事業の成長鈍化をカバーするには不十分と考え、現状のPERを正当化する成長は難しいと考えているもよう。


(T:3938) LINE 4495 -300大幅反落。
前日に決算を発表、7-9月期売上高は361億円、営業利益は49億円となった。
売上高は市場想定比下振れ、マーケティング費用減少で営業利益は想定比上振れとなった印象。
足元ではやや期待感が先行していたとみられ、短期的な出尽し材料にもつながる。
野村證券では、成長ドライバーとして注目していたパフォーマンス型広告の売上は期待値に達しなかったとの見方。


(T:7974) 任天堂 24885 +365売り先行も切り返し。
前日に上半期の決算を発表、営業損益は59億円の赤字、最終損益は383億円の黒字となった。
先に観測報道が伝わっており、実績値に関しては特にインパクトはない。
一方、通期営業利益は従来予想の450億円から300億円に下方修正、市場予想は会社計画線上であったため、ネガティブな反応が先行。
ただ、新型ゲーム機の動向なども見極めたいといった見方に。


(T:7751) キヤノン 2961.5 -91.5大幅続落。
前日に第3四半期の決算を発表している。
7-9月期営業利益は400億円となり、市場予想は200億円近い下振れとなっている。
つれて、通期予想も2650億円から
2350億円にまで下方修正。
円高の影響が大きかったほか、LBPや複写機の苦戦も継続する格好のようだ。
高利回りが下支えになるとの期待はあるが、想定以上の下振れ決算にはネガティブな反応が先行。


(T:8591) オリックス 1619.5 +124大幅続伸。
前日に発表した自己株式の取得実施がポジティブなインパクトになっている。
発行済み株数の約2.97%に当たる3900万株を上限とした自社株買いを発表している。
自社株買い実施は想定外との見方が多いようだ。
なお、上半期純利益は1421億円で前年同期比12%減益、今期の配当計画と合わせて、ほぼ市場の想定線であったとみられる。


(T:1847) イチケン 377 +67上昇率トップ。
前日に発表した業績・配当予想の上方修正が材料視されている。
通期営業利益は25億円から35億円に、最終利益は17億円から25億円に上方修正、年間配当金も8円から9円に引き上げている。
商業施設の完成工事高の増加、工事採算性の向上などが業績上振れの背景に。
第1四半期までの状況からは想定以上の上振れと捉えられる。
また、PER水準の割安感なども急速に台頭へ。


(T:6702) 富士通 599.3 +43.5大幅反発。
後場に入って上げ幅を広げる動きになっている。
4-9月期決算を後場に入って発表、ポジティブに捉えられているもよう。
営業損益は259億円となり、前年同期比では383億円の収益改善となっている。
市場予想は100億円に届いていなかったとみられる。
また、先に観測報道が伝わっているが、レノボとのPC事業における戦略的提携を検討とも正式に発表。


(T:6951) 日本電子 431 +27大幅反発。
クレディ・スイス証券(CS)では投資判断を新規に「アウトパフォーム」、目標株価を510円としている。
マルチビームの描画装置の安定的な業績寄与に加え、理科学・医用事業においても事業拡大の基盤は整ったと指摘。
円高による業績への影響はおおむね織り込まれたと考えているもよう。
通期計画下方修正場面は悪材料出尽くしの好機と捉えたいと。

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