【小幅安となる】17350-17500円のレンジを想定=村瀬 智一
28日のNY市場は下落。
7-9月期GDP速報値が予想を上回る年率2.9%成長となったことが好感され買いが先行。
しかしながら、連邦捜査局(FBI)がヒラリー・クリントン氏の国務長官時の私用メール問題に関して、新たなメールが見つかったとして追加調査を開始したことが明らかになると、大統領選挙への影響の懸念から株式相場も下落に転じた。
ダウ平均は8.49ドル安の18161.19、ナスダックは25.87ポイント安の5190.10。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比55円安の17405円。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、利食い優勢の展開になろう。
ただし、基本的には決算本格化でポジションを大きく傾けているとは考えづらく、底堅さが意識されそうである。
4月高値が射程に入るなか、いったんは利食いが強まりやすい水準であろう。
先週末は日中値幅が55円程度と狭く、連日でほぼ十字足を形成。
出来高も若干膨らんだところであり、一服が意識されるところ。
それでも、ボリンジャーバンドは+2σの上昇に沿ったトレンドを形成。
週足についても+2σの上昇に沿ってトレンドを形成している。
週足の一目均衡表では雲の中での推移となったが、雲下限から上放れる形状となり、遅行スパンについても上方シグナルを発生したことにより、リバウンド基調が強まりやすい。
こう着の中、先高期待は依然として強そうだ。
17350-17500円のレンジを想定。