10日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり222銘柄、値下がり3銘柄、変わらずなしとなった。 日経平均は3日ぶり大幅反発。
9日の米国市場では、大統領選挙に勝利したドナルド・トランプ氏の経済政策へと関心が移り、恩恵を受けるとみられる銘柄に買いが広がった。
NYダウは256ドル高となり、為替市場では1ドル＝105円台まで円安が進んだ。
こうした流れから日経平均は311円高でスタートすると、シカゴ日経225先物清算値にサヤ寄せする形で17200円台まで急伸した。
買い戻しが一巡すると17200円を挟んだもみ合いが続いたが、後場に入り一時17393.82円（前日比1142.28円高）まで上昇する場面があった。
大引けの日経平均は前日比1092.88円高の17344.42円となった。
上げ幅は今年最大となる。
東証1部の売買高は32億33万株、売買代金は3兆4125億円だった。
業種別では、全33業種がプラスとなり、保険業、証券、銀行業、鉄鋼、鉱業が上昇率上位だった。
値上がり寄与トップはファーストリテ (T:9983)となり、1銘柄で日経平均を約123円押し上げた。
終値で9.5％高となり前日の下落分を埋めた。
日経平均構成銘柄の上昇率トップはT&DHD (T:8795)で13.1％高、同2位はSUMCO (T:3436)で12.9％高だった。
米長期金利の上昇を受けてT&DHDなどの保険株が大きく上昇した。
米国での金融規制緩和への期待から三菱UFJ (T:8306)といった銀行株も買われるなど、金融株の上昇が目立った。
一方、前引け時点と同様に、値下がりしたのは明治HD (T:2269)、ニチレイ (T:2871)、日本ハム (T:2282)の3銘柄のみだった。
明治HDは8.2％安と急落。
前日引け後に上期決算と通期予想の上方修正を発表したが、いずれも市場コンセンサスに届かなかった。
直近で株価上昇の目立っていたニチレイや日本ハムは利益確定売りが続いた。
*15:00現在
日経平均株価 17344.42(+1092.88)
値上がり銘柄数 222(寄与度+1101.46)
値下がり銘柄数 3(寄与度-8.58)
変わらず銘柄数 0
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
(T:9983) ファーストリテ 36890 3210 +123.17
(T:9984) ソフトバンクG 6574 551 +63.43
(T:6954) ファナック 19350 1305 +50.07
(T:4063) 信越化 8311 852 +32.69
(T:6367) ダイキン 10420 793 +30.43
(T:4523) エーザイ 6714 661 +25.36
(T:6971) 京セラ 5089 326 +25.02
(T:8035) 東エレク 9787 627 +24.06
(T:6762) TDK 7130 600 +23.02
(T:4507) 塩野義 5429 566 +21.72
(T:7267) ホンダ 2980.5 245 +18.80
(T:9433) KDDI 2930.5 77.5 +17.84
(T:9735) セコム 7814 465 +17.84
(T:6988) 日東電 7262 420 +16.12
(T:4503) アステラス薬 1554 75 +14.39
(T:4543) テルモ 4000 180 +13.81
(T:4324) 電通 5230 330 +12.66
(T:7203) トヨタ 5838 328 +12.59
(T:6902) デンソー 4525 317 +12.16
(T:4021) 日産化 3800 315 +12.09
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
(T:2269) 明治HD 9110 -810 -6.22
(T:2871) ニチレイ 2204 -65 -1.25
(T:2282) 日本ハム 2679 -29 -1.11