1日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり213銘柄、値下がり12銘柄、変わらずなしとなった。 日経平均は大幅続伸。
前日比413.90円高の18722.38円（出来高概算14億4000万株）で前場の取引を終えた。
30日の米国市場は高安まちまちだったが、11月ADP全米雇用報告の予想上振れや米地区連銀経済報告（ベージュブック）、石油輸出国機構（OPEC）総会での減産合意を受けて、円相場は1ドル＝104円台まで下落した。
本日の日経平均はこうした流れを受けて226円高からスタートすると、寄り付き後も上げ幅を広げる展開となり、1月4日に付けた終値ベースの年初来高値（18450.98円）を上回って前場を折り返した。
値上がり寄与トップはファーストリテ (T:9983)、同2位はソフトバンクG (T:9984)となり、2銘柄で日経平均を約87円押し上げた。
このところ利益確定売り優勢だったファーストリテだが、本日は前引け時点で3.9％高と急反発している。
日経平均構成銘柄の上昇率トップは国際帝石 (T:1605)で10.7％高、同2位は日揮 (T:1963)で8.9％高だった。
OPECの減産合意で原油市況が急騰し、関連銘柄も上昇が目立った。
一方、値下がり寄与トップはアステラス薬 (T:4503)、同2位はソニー (T:6758)となった。
円安進行で売買代金上位が全般堅調となるなか、円高の恩恵を受ける銘柄に位置付けられているソニーは逆行安となった。
日経平均構成銘柄の下落率トップはANA (T:9202)で1.4％安、同2位は北越紀州 (T:3865)で1.2％安だった。
原油高によりコスト増加が懸念される空運業やパルプ・紙セクターの一角が売られた。
*11:30現在
日経平均株価 18722.38(+413.90)
値上がり銘柄数 213(寄与度+417.54)
値下がり銘柄数 12(寄与度-3.64)
変わらず銘柄数 0
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
(T:9983) ファーストリテ 41130 1560 +59.86
(T:9984) ソフトバンクG 6950 238 +27.40
(T:6988) 日東電 8344 448 +17.19
(T:6954) ファナック 19745 440 +16.88
(T:6762) TDK 8060 370 +14.20
(T:4063) 信越化 8783 323 +12.39
(T:7267) ホンダ 3427 95 +7.29
(T:7269) スズキ 3866 186 +7.14
(T:1963) 日揮 2055 167 +6.41
(T:8035) 東エレク 10635 160 +6.14
(T:6971) 京セラ 5514 78 +5.99
(T:7733) オリンパス 4175 155 +5.95
(T:4324) 電通 5380 150 +5.76
(T:6367) ダイキン 10860 145 +5.56
(T:7203) トヨタ 6782 133 +5.10
(T:7272) ヤマハ発 2756 125 +4.80
(T:9433) KDDI 3019 20 +4.60
(T:6770) アルプス 2993 120 +4.60
(T:4543) テルモ 4085 60 +4.60
(T:8830) 住友不 3273 114 +4.37
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
(T:4503) アステラス薬 1573 -6.5 -1.25
(T:6758) ソニー 3271 -17 -0.65
(T:5108) ブリヂストン 4353 -14 -0.54
(T:3865) 北越紀州 648 -8 -0.31
(T:3407) 旭化成 1012.5 -5 -0.19
(T:9202) ANA 312.8 -4.5 -0.17
(T:2501) サッポロHD 2990 -20 -0.15
(T:9007) 小田急 2231 -6 -0.12
(T:9008) 京王 910 -2 -0.08
(T:4506) 大日住薬 1867 -2 -0.08
(T:3863) 日本紙 1959 -19 -0.07
(T:9001) 東武 547 -1 -0.04