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イーレックス (T:9517)は株主還元について、配当を基本としている。
配当水準については、中期経営計画の中において、配当性向20%という配当目標を掲げている。
2016年3月期は普通配20円及び記念配5円の合計25円(前期比5円増配)の配当を行った。
2017年3月期については、前期比横ばいの25円配の配当予想が公表されている。
同社は今期、親会社株主に帰属する当期純利益が前期比28.2%増を予想している。
こうした高い増益率に伴って配当も引き上げられる可能性もあるが、一方で、同社は複数の大型設備投資案件を抱えている状況だ。
同社の設備投資は紛れもなく将来の成長のための投資であり、配当よりも設備投資を優先することも十分正当化されると弊社では考えている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)