■中長期の成長戦略
5. 『グループ連携事業強化』
『グループ連携事業強化』についてアイ・エス・ビー (T:9702)は、かねてより、国内の首都圏にあっては同社本体と子会社の得意領域に応じた使い分けを、また地理的特性を活かしてのニアショア/オフショア戦略を進めてきている。
この構図は現在も変化はない。
そうしたなか、2016年12月期は、ベトナム子会社IVC(ISB Vietnam Company)の位置付けの変更があった。
同社はこれまで、IVCを独立して採算が取れる企業に育成する方針で、IVCが直接的にグループ外の仕事を受注する形で業容を発展させてきた。
これは一定の成果を生んではいたものの、同社の掲げるオフショア戦略を徹底遂行する上ではコンフリクトが生じることもあったもようだ。
そうしたなか、現地人社員の大規模な異動があったことをきっかけに、グループ内での位置付けを見直した。
新たな体制では、IVCはオフショア開発現場に徹することになる。
営業はISB本体(及び国内の関連会社)が行い、開発作業の一部をIVCに発注することになる。
同社本体からすればオフショア戦略の徹底化が図れるということであり、コスト競争力の強化を図れると期待される。
IVCの側からすれば、経営が安定化し人材獲得機会が拡大するというメリットが期待される。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)
5. 『グループ連携事業強化』
『グループ連携事業強化』についてアイ・エス・ビー (T:9702)は、かねてより、国内の首都圏にあっては同社本体と子会社の得意領域に応じた使い分けを、また地理的特性を活かしてのニアショア/オフショア戦略を進めてきている。
この構図は現在も変化はない。
そうしたなか、2016年12月期は、ベトナム子会社IVC(ISB Vietnam Company)の位置付けの変更があった。
同社はこれまで、IVCを独立して採算が取れる企業に育成する方針で、IVCが直接的にグループ外の仕事を受注する形で業容を発展させてきた。
これは一定の成果を生んではいたものの、同社の掲げるオフショア戦略を徹底遂行する上ではコンフリクトが生じることもあったもようだ。
そうしたなか、現地人社員の大規模な異動があったことをきっかけに、グループ内での位置付けを見直した。
新たな体制では、IVCはオフショア開発現場に徹することになる。
営業はISB本体(及び国内の関連会社)が行い、開発作業の一部をIVCに発注することになる。
同社本体からすればオフショア戦略の徹底化が図れるということであり、コスト競争力の強化を図れると期待される。
IVCの側からすれば、経営が安定化し人材獲得機会が拡大するというメリットが期待される。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)