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12日の米国市場では引き続きハイテク株が売られ、NYダウは36ドル安となった。
円相場も英国の政局不透明感などを背景に1ドル=109円台まで上昇する場面があり、本日の日経平均は48円安からスタートした。
寄り付き後は円高が一服したことに加え、石油・石炭製品や不動産業といったセクターに買いが入ったことから、日経平均は小幅高水準まで切り返す場面があった。
しかし、本日からの米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に様子見ムードが強く、前日終値近辺での小動きが続いた。
大引けの日経平均は前日比9.83円安の19898.75円となった。
東証1部の売買高は16億
1438万株、売買代金は2兆1192億円だった。
業種別では、鉄鋼、精密機器、証券が下落率上位だった。
一方、前述の石油・石炭製品や不動産業、建設業が上昇率上位だった。
個別では、売買代金トップのソフトバンクG (T:9984)や東芝 (T:6502)、ファナック
(T:6954)、KLab (T:3656)、キヤノン (T:7751)などが軟調で、トヨタ自 (T:7203)は小幅に下げた。
東芝は不適切会計で機関投資家らから損害賠償請求訴訟が提起されたと発表し、マイナスに転じた。
延期していた前期決算発表を行った富士フイルム (T:4901)
は反落。
また、オルトプラス (T:3672)、オンリー (T:3376)、東天紅 (T:8181)などが東証1部下落率上位となった。
一方、任天堂 (T:7974)や三井住友 (T:8316)がしっかり。
三菱UFJ (T:8306)、みずほ (T:8411)、NTT (T:9432)は小幅に上昇した。
株式売出しに係る売出価格が決定したルネサス (T:6723)は急伸し、エムアップ (T:3661)も強いリバウンドを見せた。
また、トーセ (T:4728)、フォーカス (T:4662)、スターティア (T:3393)などが東証1部上昇率上位となった。