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米債務問題や北朝鮮情勢に対する警戒感の後退から、6日の米国市場でNYダウは54ドル高となった。
円相場は1ドル=109円台前半まで下落し、本日の日経平均はこうした流れを受けて75円高からスタートした。
朝方には
19482.72円(前日比124.75円高)まで上昇する場面があったものの、その後上値の重い展開となった。
引き続き北朝鮮情勢を巡る地政学リスクの高まりが重しとなったほか、本日開催される欧州中央銀行(ECB)理事会の結果を見極めたいとの思惑もあったようだ。
大引けの日経平均は前日比38.55円高の19396.52円となった。
東証1部の売買高は15億2648万株、売買代金は2兆0448億円だった。
業種別では、パルプ・紙、機械、金属製品が上昇率上位だった。
一方、保険業、海運業、情報・通信業など5業種が下落した。
個別では、トヨタ自 (T:7203)、日産自 (T:7201)、ファーストリテ (T:9983)などがしっかり。
リクルートHD (T:6098)は小幅高となった。
コマツ (T:6301)、スズキ (T:7269)、SMC (T:6273)は2%超の上昇。
自動車株や建設機械株、半導体やFA(工場自動化)関連株の堅調ぶりが目立った。
また、上期が大幅増益となった三井ハイテク (T:6966)のほか、EV(電気自動車)関連のモリテック (T:5986)や安永 (T:7271)、電磁波対策関連との見方が広がったオリジン電 (T:6513)がストップ高まで買われた。
一方、任天堂
(T:7974)、ソフトバンクG (T:9984)、ソニー (T:6758)などがさえない。
三菱UFJ (T:8306)
や三井住友 (T:8316)といったメガバンク株は小安い。
また、新作ゲームの配信開始で材料出尽くし感が広がったボルテージ (T:3639)、既存店売上高の低迷がマイナス視された鳥貴族 (T:3193)のほか、ジョイフル本田 (T:3191)や大阪ソーダ (T:4046)などが東証1部下落率上位に顔を出した。