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米11月雇用統計の内容が好感されたことなどから、8日のNYダウが過去最高値を更新した流れを引き継いで、本日の日経平均は83円高からスタートした。
しかし、日経平均は直近2営業日で計634円ほど上昇していたため、上値では利益確定売りが出やすく、朝方の買いが一巡すると前週末終値近辺でのもみ合いが続いた。
後場に入ると日銀による上場投資信託(ETF)買い入れ観測を支えに再び強含み、上げ幅を3ケタに広げ高値引けとなった。
大引けの日経平均は前週末比127.65円高の22938.73円となった。
終値としては11月7日以来、約1ヶ月ぶりに年初来高値を更新した。
東証1部の売買高は14億2007万株、売買代金は2兆3633億円だった。
業種別では、石油・石炭製品、銀行業、ガラス・土石製品が上昇率上位だった。
一方、建設業、海運業など4業種がマイナスとなった。
個別では、米利上げへの期待から三菱UFJ (T:8306)やみずほ (T:8411)といったメガバンク株が買われ、三井住友 (T:8316)は2%超上昇した。
任天堂 (T:7974)、ソフトバンクG (T:9984)、トヨタ自 (T:7203)もしっかり。
レーティング引き上げ観測のJXTG (T:5020)、出光興産 (T:5019)は上げが目立った。
鳥貴族 (T:3193)やエイチーム
(T:3662)は決算を受けて急伸。
また、中国合弁会社の設立を発表したダイキアクシス
(T:4245)や、ソースネクスト (T:4344)、学情 (T:2301)が東証1部上昇率上位に顔を出した。
一方、ソニー (T:6758)、東エレク (T:8035)、キーエンス (T:6861)といったハイテク株が軟調で、SUMCO (T:3436)は2%超下落した。
ファーストリテ (T:9983)は小安い。
リニア工事入札に関する報道を受けて大林組 (T:1802)が急落し、他の建設株も売られた。
また、田淵電 (T:6624)、三井ハイテク (T:6966)、丹青社 (T:9743)などが東証1部下落率上位に顔を出した。