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米国が対中追加関税の発動を公表し、貿易摩擦の激化に対する懸念が重しとなって本日の日経平均は3円高からスタートした。
ただ、7日の米国市場でNYダウが約5ヶ月ぶりの高値を付けたことが支援材料となり、前場の日経平均は上げ幅を広げる展開となった。
中国が発表した7月貿易統計も好感され、後場の寄り付き直後には一時22800.61円(前日比137.87円高)まで上昇したが、後場中ごろを過ぎると日経平均先物に売りが入り急速に値を崩した。
資生堂 (T:4911)の株価急落などが背景とみられている。
大引けの日経平均は前日比18.43円安の22644.31円となった。
東証1部の売買高は14億4982万株、売買代金は2兆5466億円だった。
業種別では、石油・石炭製品、ゴム製品、食料品が下落率上位だった。
一方、海運業、情報・通信業、パルプ・紙が上昇率上位だった。
個別では、任天堂 (T:7974)、トヨタ自 (T:7203)、ソニー (T:6758)などがさえない。
前日の決算発表銘柄では東海カーボ (T:5301)やキリンHD (T:2503)、明治HD (T:2269)の下げが目立った。
前述の資生堂は後場の決算発表後に急落し、終値でも4%超安となった。
また、KLab (T:3656)やクレスコ (T:4674)が東証1部下落率上位に顔を出した。
一方、ソフトバンクG (T:9984)が売買代金トップで4%超高。
前日から決算を好感した買いが続き、連日で年初来高値を更新した。
前日に決算発表したNTT (T:9432)やダイキン
(T:6367)に加え、キーエンス (T:6861)なども上げが目立った。
第1四半期決算とともに業績予想の上方修正を発表したニコン (T:7731)は9%超高。
その他、売買代金上位では三菱UFJ (T:8306)、東エレク (T:8035)、ファナック (T:6954)などがしっかり。
また、ジャムコ (T:7408)とタカラトミー (T:7867)はストップ高水準で取引を終えた。