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27日の米国市場でNYダウは続伸し、260ドル高となった。
ただ、一時600ドルを超える下落となるなど不安定な値動きで、投資家心理の改善にはつながらなかったようだ。
日経平均は前日に750円高と大幅上昇していたこともあり、本日は利益確定の売りが先行して119円安からスタートすると、朝方には一時19900.04円
(前日比177.58円安)まで下落した。
前場に小幅高へ転じる場面もあったが、年末年始の休暇を前に積極的な買いは限定的で、上値の重い展開となった。
大引けの日経平均は前日比62.85円安の20014.17円となった。
2万円台は維持したものの、年間騰落率は7年ぶりにマイナスとなった。
東証1部の売買高は11億9506万株、売買代金は2兆0293億円だった。
業種別では、医薬品、小売業、石油・石炭製品が下落率上位だった。
一方、非鉄金属、鉄鋼、倉庫・運輸関連業が上昇率上位だった。
東証1部の値下がり銘柄は全体の55%となった。
個別では、武田薬 (T:4502)やソニー (T:6758)が軟調で、任天堂 (T:7974)、ファーストリテ
(T:9983)、トヨタ自 (T:7203)は小安い。
米グーグルが日本で求人関連事業に参入すると報じられ、リクルートHD (T:6098)は3%超下落した。
ZOZO (T:3092)はアパレル大手の退店報道を受けて急落。
決算発表したニトリHD (T:9843)やJフロント (T:3086)も売られた。
また、DLE (T:3686)が特設注意市場銘柄の指定等を受けてストップ安水準まで売られ、東証1部下落率トップとなった。
一方、ファナック (T:6954)が堅調で、ソフトバンクG (T:9984)やソフトバンク (T:9434)は小じっかり。
TDK (T:6762)は売られすぎとの見方もあって2%高となった。
DCM (T:3050)は第3四半期の増益決算や自社株買い実施が好感されて5%近い上昇。
また、Ubicom (T:3937)やラクーンHD (T:3031)などが東証1部上昇率上位に顔を出した。