[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;20448.47;-200.53TOPIX;1544.14;-11.37[後場の投資戦略] 前日の米国市場ではキャタピラーが9%の下落、エヌビディアが14%近い下落となった。
市場では「世界経済の減速は織り込み済み」との見方から、このところ輸出株や景気敏感株に買い戻しの動きが広がっていた。
しかしキャタピラーやエヌビディアの決算に対する株価反応を見ると、これから決算発表が本格化する東京市場でも警戒感を強めざるを得ないだろう。
中国などのアジア株も全般下落しており、後場の日経平均は引き続き軟調な展開となりそうだ。
なお、本日は前引け後にJPX (T:8697)、取引終了後に信越化 (T:4063)やANA (T:9202)が決算発表を予定している。
相場全体の地合い悪を背景に、新興市場でもマザーズ指数や日経ジャスダック平均が下落した。
ただ、サンバイオ (T:4592)がプラスに切り返すなど相対的に底堅さを見せている。
積極的に上値は追いづらい状況ではあるが、主力株が手掛けにくいだけに中小型株の循環物色は目先続きそうだ。
(小林大純)