ダウ・デュポンの下落がテクノロジー銘柄の上昇分を相殺したため、木曜日のダウ平均株価は横ばいとなった。１月は月間で上昇を記録した。
ダウ平均株価は横ばいで取引を終えたが、今月は8％上昇した。 S&P 500は0.94％高、 ナスダック総合指数は1.37％高だった。
木曜日には予想を下回ったダウ・デュポンを含む数多くの決算が発表された。
ダウ・デュポン（NYSE： DWDP）は、209億5000万ドルの予想を下回る201億ドルという売上を発表後、9％下落した。EPSは0.88ドルと予想をわずかに上回った。これに影響を受け素材セクターは1.5％下落した。
一方で、フェイスブックの好決算が発表され、ウォール街のアナリストが評価を高めたこともあり、テクノロジーセクターは上昇した。
加入者が増加し、広告収入が増えたことで、フェイスブック（NASDAQ： FB）の第4四半期の利益はアナリストの予想を上回った。
「フェイスブックは好転し始めている」と、 モルガンスタンレーが投資家向けのメモで述べ、フェイスブックの株価目標を190ドルまで引き上げた。
その他の決算では、チャーターコミュニケーションズ（NASDAQ： CHTR）の四半期決算が事前予想を上回り、株価が14％上昇した。しかし、マイクロソフト（NASDAQ： MSFT）は売上が予想を下回り2％安となった。
一方、エネルギーセクターは、原油価格の下落が上昇を制限したため、緩やかな上昇となった。
市場終了前の米中貿易協議に関する良いニュースもまた、株式市場で買いを引き起こした。
中国の劉副首相は、米国との取引で妥結するために、90日間の協議を加速することを望んでいると書面で述べた。さらに、中国が1日当たり500万トンの大豆を含む米国の農産物購入を増やすことも確認した。
トランプ大統領は記者団に対し、習近平国家主席と会談した際に「（貿易上の）あらゆる点で合意する」と確信していると語ったが、将来の会談についてさらに詳しい情報を提供しなかった。トランプ大統領は、ライトハイザー通商代表が、貿易協議の合意にはまだ多くの作業があると結論付けたにもかかわらず、現在の90日間の休戦を3月1日以降に延長する予定はないと述べた。