(T:8358) スルガ銀 522 +72一時ストップ高。
前日に第3四半期決算を発表、累計純損益は962億円の赤字となったが、10-12月期は46億円の黒字に転じ、安心感が強まる形に。
また、JPモルガン証券では投資判断を「ニュートラル」から「オーバーウェイト」に格上げ。
10-12月期における預金流出の落ち着きや限定的な与信費用計上に加えて、他社との資本提携の可能性が高まりつつあることなどから、今後はアップサイドリスクを意識と。
(T:4344) ソースネクスト 502 -45急反落。
前日に第3四半期決算を発表、累計売上高は前年同期比52.1%の大幅増となったが、営業利は8.5億円で同1.1%増にとどまった。
10-12月期は2ケタ減に転じる格好。
「POCKETALK」利用拡大に伴うSIM通信料の増加、販促費や人件費など先行投資増大が収益率低下の背景。
「POKCETALK」をけん引役とした業績成長期待が高い中、想定以上の足元の収益鈍化を嫌気する見方が優勢に。
(T:6326) クボタ 1538.5 -116.5急落。
前日に前12月期の決算を発表、営業利益は1893億円で前期比5.3%減益、従来計画の2040億円を下回る着地となった。
人件費や販売経費など想定以上にコスト負担が増加したもよう。
また、今12月期は2000億円で同5.6%の増益予想としているが、市場コンセンサスを200億円近く下回っている。
前期同様にコスト増が市場想定比で響く形に。
予想以上の収益伸び悩みを嫌気する動きが優勢に。
(T:2212) 山崎パン 1901 -275急落。
前日に前12月期の決算を発表、営業利益は243億円で前期比19.1%減益となった。
市場予想を30-40億円下振れている。
製パン売上伸び悩みが背景で、値上げ実施による買い控えなどの影響が顕在化したものとみられる。
今12月期は285億円で同17.1%増益の見通しで市場予想を30億円程度下回るが、製パン売上や物流費などの見方がやや楽観的との指摘もあるようだ。
(T:4613) 関ペイント 2002 +106大幅反発。
野村證券では投資判断を「ニュートラル」から「バイ」に格上げ、目標株価も1800円から2600円に引き上げている。
市場シェアが高い国内やインドの自動車向け塗料の需要伸び率が19年前半に加速すると予想されるほか、最大の課題であったアフリカも、人員削減や製品数減などにより、今後経常損益の改善が見込まれるとしている。
(T:4324) 電通 4725 -395急反落。
前日に前12月期の決算を発表、営業利益は1116億円で前期比18.7%減益となり、従来予想の1129億円を下回った。
10-12月期は536億円で前年同期比27.1%減と、大型イベントの反動などで減益幅が拡大している。
今12月期は1225億円で前期比9.7%増の予想だが、市場予想は150億円程度下振れ。
海外における基盤整備のための費用増などがコンセンサス下振れの背景とみられる。
(T:2579) コカBJH 2955 -435急落。
前日に前12月期決算を発表、営業利益は147億円で前期比60.9%減益となった。
被災設備や在庫などの除却損、廃棄損計上などが響いて大幅減益になっているが、ほぼ市場想定通りとみられる。
一方、今期は127億円で同13.5%減と連続減益の見通し。
前期業績がボトムとみられていたなか、予想外の減益見通しがネガティブ視されている。
物流費などの経費増加が響くもよう。
(T:4725) CACHD 1105 +150ストップ高比例配分。
前日に発表した好決算、株主還元強化策などが好感されている。
前12月期営業利益は14.3億円で前期比2倍、従来予想はやや下回ったものの、今12月期も20億円で同40.2%増と大幅増益を見込んでいる。
また、前期の38円配当に対して今期は50円に引き上げる計画としているほか、立会外取引も含めて、発行済み株式数の16.3%に当たる300万株上限の自社株買いを実施するとしている。
(T:3825) REMIX 343 -80ストップ安比例配分。
前日に第3四半期決算を発表している。
累計営業損益は3.1億円の赤字に転落、上半期は7.1億円の黒字で大幅増益であった。
金融関連事業が一転して大幅減益となっている。
仮想通貨価格下落の影響を受けたほか、集中的なシステム構築費用の増加などが背景となっている。
仮想通貨事業をけん引役とした業容拡大期待などが大きく低下する形にもなっている。
(T:3661) エムアップ 2203 +400ストップ高。
前日に第3四半期の決算を発表、累計営業利益は3.5億円で前年同期比43.0%増益となり、通期予想の3.3億円を上回る着地になっている。
上半期は1.5億円で同6.6%の減益であった。
EC事業の売上・利益が大幅に拡大したほか、EMTG社完全子会社化に伴い、電子チケット事業の新規寄与も大きくなっている。
想定以上の収益拡大がポジティブなサプライズに。