12日のマザーズ指数は大幅続伸となった。
前日の米国株高や市場予想を上振れた米1月小売売上高を受けた円相場が前日から円安方向に振れるなか、マザーズ市場にも朝方から買いが先行した。
その後も、中国株をはじめとしたアジア市場が強い動きをみせたことから、メイ英首相が欧州連合(EU)と離脱条件の見直しで合意に達したことも伝わり、個人投資家のセンチメントが好転した。
物色としては、直近IPO銘柄やバイオ関連に対して関心が向かった。
なお、売買代金は概算で1463.00億円。
騰落数は、値上がり202銘柄、値下がり68銘柄、変わらず5銘柄となった。
値上がり率上位では、18日に遺伝子治療薬VB-111の学会発表を控えるナノキャリア (T:4571)や新株予約権の権利行使完了で希薄化懸念の払拭した窪田製薬HD (T:4596)、ジーニー (T:6562)などがストップ高水準まで買い進まれた。
売買代金上位では、アンジェス (T:4563)、プレシジョン・システム・サイエンス (T:7707)、Kudan (T:4425)、メルカリ (T:4385)、リンク (T:4428)、そーせい (T:4565)が上昇。
一方で、オンコリス (T:4588)、AmidAHD (T:7671)、DELTA-P (T:4598)、EduLab (T:4427)はさえない。