日経平均は大幅反発。
週明け25日の米国市場でNYダウは14ドル高と小幅反発にとどまった。
ただ日経平均は前日に650円安と急落していただけに、本日は自律反発に期待した買いが先行し197円高からスタートすると、寄り付き後も上げ幅を広げる展開が続いた。
本日は3月期末の権利付き最終売買日で、配当取りの買いや配当再投資に絡んだ思惑からの買いも観測され、日経平均を押し上げた。
後場に入ると21460.99円(前日比483.88円高)まで上昇する場面があった。
大引けの日経平均は前日比451.28円高の21428.39円となった。
東証1部の売買高は17億4104万株、売買代金は3兆2338億円だった。
業種別では、全33業種がプラスとなり、陸運業、その他製品、金属製品、倉庫・運輸関連業、建設業が上昇率上位だった。
東証1部の値上がり銘柄は全体の94%、対して値下がり銘柄は5%となった。
個別では、任天堂 (T:7974)が売買代金トップで5%近い上昇。
海外メディアが家庭用ゲーム機「ニンテンドースイッチ」の新モデル2種を今夏にも発表すると報じている。
エーザイ (T:4523)は3日ぶりに取引時間中に売買成立し、反発した。
その他売買代金上位もソニー (T:6758)、トヨタ自 (T:7203)、キーエンス (T:6861)、武田薬 (T:4502)、三菱UFJ (T:8306)など全般堅調。
また、新作ゲームの公式サイトを公開したenish (T:3667)や、業務提携に関するリリースが材料視されたマネパG (T:8732)が東証1部上昇率上位に顔を出した。
一方、ソフトバンクG (T:9984)やZOZO (T:3092)は利益確定売り優勢で逆行安。
モバイル定額通信料改定を受けて業績下振れ観測が強まったIIJ (T:3774)、国土交通省の立ち入り検査が嫌気されたジャムコ (T:7408)は急落し、DLE (T:3686)などとともに東証1部下落率上位に顔を出した。