日経平均は4日ぶり反落。
5日の米国市場では3月雇用統計の内容が好感され、NYダウは40ドル高と3日続伸した。
為替相場も朝方は1ドル=111円台後半で落ち着いた動きを見せており、週明けの日経平均は93円高で21900円台を回復してスタート。
しかし、節目の22000円を前に利益確定の売りが出たほか、円相場が強含みとなったことも重しとなり、寄り付きをこの日の高値に伸び悩む展開となった。
前場にはマイナスへ転じ、後場に入ると21740.53円(前週末比66.97円安)まで下落する場面があった。
大引けの日経平均は前週末比45.85円安の21761.65円となった。
東証1部の売買高は10億5743万株、売買代金は1兆8847億円だった。
業種別では、保険業、海運業、非鉄金属が下落率上位だった。
一方、鉱業、石油・石炭製品、不動産業が上昇率上位だった。
東証1部の値下がり銘柄は全体の65%、対して値上がり銘柄は31%となった。
個別では、任天堂 (T:7974)や東エレク (T:8035)が軟調で、ソフトバンクG (T:9984)、ソニー (T:6758)、トヨタ自 (T:7203)は小安い。
前期業績を下方修正したイオン (T:8267)は3%超下落し、りそなHD (T:8308)もさえない。
レオパレス21 (T:8848)は3月のアパート入居率低下が嫌気された。
前週末に急伸したかんぽ生命保険 (T:7181)だが、本日は利益確定売り優勢。
また、エムアップ (T:3661)などが東証1部下落率上位に顔を出した。
一方、楽天 (T:4755)が3%近い上昇。
次世代通信規格「5G」の電波割り当てに向け期待が高まったようだ。
ファーストリテ (T:9983)やキーエンス (T:6861)は小じっかり。
安川電 (T:6506)は7日続伸した。
決算発表のオンワードHD (T:8016)やスギHD (T:7649)、レーティング引き上げ観測のアリアケ (T:2815)は急伸。
また、再建案が伝わった曙ブレーキ (T:7238)などが東証1部上昇率上位に顔を出した。