日経平均は3日ぶり反落。
17日の米国市場でNYダウは小幅反発し、22ドル高となった。
18日からの連邦公開市場委員会(FOMC)を前に経済指標の悪化で早期利下げへの期待が高まったが、上値も重かった。
本日の日経平均もこうした流れを引き継ぎ12円安からスタートすると、朝方は前日終値をはさんだもみ合いが続いた。
ただ、前場中ごろから円相場が強含み、1ドル=108円台前半まで上昇。
株式市場では薄商いのなか一段の円高進行を警戒した売りが出て、日経平均は後場に一時20924.19円(前日比199.81円安)まで下落した。
大引けの日経平均は前日比151.29円安の20972.71円となった。
終値で21000円を下回るのは7日ぶり。
東証1部の売買高は10億2384万株、売買代金は1兆7752億円だった。
業種別では、全33業種がマイナスとなり、電気・ガス業、鉱業、精密機器、保険業、建設業が下落率上位だった。
東証1部の値下がり銘柄は全体の83%、対して値上がり銘柄は14%となった。
個別では、ソフトバンクG (T:9984)が3%超下落し、日経平均を約37円押し下げた。
ファーストリテ (T:9983)も朝高後に反落。
その他売買代金上位はソニー (T:6758)、トヨタ自 (T:7203)、キーエンス (T:6861)、三菱UFJ (T:8306)など全般小安い。
独炭素製品メーカーの買収を発表した東海カーボ (T:5301)、鋼材値下げがネガティブ視された東製鉄 (T:5423)、第1四半期が2ケタ減益となった西松屋チェ (T:7545)は売りがかさんだ。
また、国土交通省が業務改善命令を出す方針と報じられたTATERU (T:1435)は東証1部下落率トップとなった。
一方、任天堂 (T:7974)やZOZO (T:3092)は逆行高で、武田薬 (T:4502)も小幅ながらプラスを確保。
決算発表のツルハHD (T:3391)、高レーティング観測の富士通ゼ (T:6755)や東芝テック (T:6588)は上げが目立った。
クボテック (T:7709)はストップ高水準まで買われた。