前日の米国市場は独立記念日のため休場だった。
英国軍がシリアに向かうタンカーを拿捕するなど中東の緊張が高まっているが、8月限WTI原油先物は1.13%安となっている。米ドルインデックスは0.04%高だ。
米10年債利回りは本日も下落し0.62%安、2016年のチャイナショック時以来の低さに落ち込んでいる。ドル/円は0.03%高となっている。
本日の日経平均株価は午前11時18分時点で2万1653円と0.08%安となっている。本日は注目の米雇用統計が控えており、後場に特段の材料がなければ動意薄の展開が続くだろう。
本日の雇用統計は午後9時30分に発表される。注目の非農業部門雇用者数は16万人と予想されている。平均時給は0.3%、失業率は3.6%の予想だ。次回FOMCにおける利下げに直結するだけに今回は特に関心が高い。予想より強すぎると利下げの正当化に疑問符がついて円高株安、逆に弱すぎても米国経済減速懸念が強まり円高株安の可能性がある。予想通りならいったん利下げ期待の株高、リスクオンの円安へと向かうのだろうが、どちらにせよ来週月曜日の日経平均は大きく動く可能性がある。