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USENNEX Research Memo(2):再統合でシナジー追求を目指す

発行済 2019-07-12 15:32
更新済 2019-07-12 15:41
© Reuters.  USENNEX Research Memo(2):再統合でシナジー追求を目指す
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■会社概要1. 会社概要USEN-NEXT HOLDINGS (T:9418)は、祖業の音楽配信サービスを始め、定額制映像配信サービス、店舗・施設運営のための支援ツールやソリューションといった商材やサービスを、傘下の子会社を通じて業務店や商業施設など顧客に提供する持株会社である。

同社は旧U-NEXTと旧USENを再統合して設立されたが、統合の目的は、音楽や映像コンテンツ、ネットワークインフラ、顧客基盤といったグループ企業がそれぞれに持つ強みを、より高いレベルで相互活用、各社の販売チャネルを連携し各社の主力商品をクロスセルすることで、グループシナジーを創出していくことにある。

また、IoTやAIなど次世代の技術に対応できる新たな企業グループとして、機動的な成長戦略を実現していくことも統合の目的である。

さらに、各社が独立していることによる重複コストも、グループ機能を集約することで削減、オペレーション効率の向上へとつながることが期待される。

有線放送を祖業にデジタル化と多角化を推進2. 沿革同社は、宇野元忠(うのもとただ)氏が1961年に創業、(株)大阪有線放送社を設立し、その後全国を網羅する有線放送網を構築した。

1998年に宇野康秀(うのやすひで)氏が社長に就任すると、有線放送で培った顧客基盤・インフラを利用した店舗支援サービスやブロードバンドサービス、動画配信・電子書籍などコンテンツ提供サービスなど多角化とデジタル化へと舵を切った。

USENの子会社であった(株)ユーズマーケティングから新設分割によって設立され、ブロードバンド事業を展開していた(株)U'sブロードコミュニケーションズ(後のU-NEXT)は、2010年12月にUSENから会社分割によってテレビ向け有料映像配信サービス事業と個人向け光回線などの販売代理店事業を承継した。

2017年12月、両社が保有する顧客基盤や販売チャネル、業務店支援ノウハウなど、グループとしての強みをより一層生かすため、USENとU-NEXTを再統合することになった。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)

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