前日の米国市場は主要3指数揃って上昇した。半導体の在庫過剰が想定より早く解消するとのゴールドマン・サックスのレポートにより、半導体銘柄が好調だった。今週はアマゾン・ドット・コム (NASDAQ:AMZN)、フェイスブック (NASDAQ:FB)、アルファベット (NASDAQ:GOOG)が決算を予定しており、これらの結果次第では更なる上昇につながる可能性もある。
米10年債利回りは2.059%と上昇しており、ドル/円は108.02円となっている。
本日の日経平均株価は午前11時13分時点で2万1603円と大きく上昇している。昨日の時点で信用倍率が49.4となっており、本日の上昇はある程度想定内といえよう。ただ、ここからの上昇は、以前も低抗帯であったことを考えれば、一旦止まる可能性はある。後場は様子見姿勢が強まるのではないか。
FOMCを来週に控えて、FRBはブラックアウト期間に入っており、今週はFOMCメンバーの発言に一喜一憂する必要はない。ちなみにトランプ大統領が昨日ツイッターで「FRBは2度と失敗するな」と利下げを要求する発言を行っている。
本日は中古住宅販売戸数が午後11時に発表予定だ。米国債利回りの低下により住宅ローンの恩恵が出ているはずで、先月より上昇すると予想されている。