[北京/香港 16日 ロイター] - 電動スクーターの製造を手掛ける中国のセグウェイ・ナインボットグループは16日、自動で充電ステーションに戻る電動スクーターを発表した。急成長している電動スクーターのシェアサービスに貢献する可能性がある。
高禄峰会長兼最高経営責任者(CEO)はロイターに対し、新たな電動スクーターには人工知能(AI)が搭載され、クラウド上で遠隔操作が可能とし、スクーターのシェアサービスを大きく改善すると述べた。
スクーターのシェアサービスを展開している企業は現在、再充電するためにスクーターの回収を人手で行っている。
セグウェイ・ナインボットは、新たな電動スクーターは米配車サービス大手のウーバー (N:UBER)やリフト (O:LYFT)に納入される可能性があるとした。ウーバーとリフトはコメント要請に応じていない。
新たな電動スクーターの価格は約1万元(1420ドル)となる見込み。従来のスクーターの価格は100─300ドル。
新スクーターは来月路上試験を開始し、2020年第1・四半期にも商品化される予定。
同社はまた屋外配送用と屋内サービス用の2種類の自動走行ロボットも発表した。まずは中国の食品配送業界で使用される予定で、中国のオンラインサービス企業、美団点評 (HK:3690)や中国電子商取引大手アリババ・グループ・ホールディング (N:BABA)傘下の食品デリバリーサービス大手「ウアラマ」などと来年上期のサービス開始で協議しているという。
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