日経平均は3日続伸。
19日の米国市場でNYダウは3日続伸し、249ドル高となった。
中国通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)に対する禁輸措置の一部猶予について、90日間延長するとの発表を受けて米中摩擦への懸念が和らいだ。
本日の日経平均はこうした流れを引き継いで42円高からスタートすると、上げ幅を広げる展開となり、この日の高値水準で取引を終えた。
米経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)などを控え様子見ムードもあったが、各国の金融緩和や景気刺激策への期待が相場を押し上げた。
大引けの日経平均は前週末比114.06円高の20677.22円となった。
東証1部の売買高は9億2472万株、売買代金は1兆5837億円と引き続き低調だった。
業種別では、不動産業、金属製品、サービス業が上昇率上位で、その他も全般堅調。
下落したのは電気・ガス業、空運業の2業種のみだった。
東証1部の値上がり銘柄は全体の80%、対して値下がり銘柄は16%となった。
個別では、ZOZO (T:3092)が6%超の上昇。
一部証券会社が日経平均採用候補に挙げ、期待が高まったようだ。
キーエンス (T:6861)が3%超上昇し、米同業の決算が好感された資生堂 (T:4911)も堅調ぶりが目立った。
その他売買代金上位ではソニー (T:6758)やトヨタ自 (T:7203)がしっかり。
任天堂 (T:7974)は小幅高となった。
中小型株ではKLab (T:3656)の活況が続き、エアフィルタメーカーの買収を発表したヤマシンF (T:6240)などは大幅高。
また、テモナ (T:3985)はストップ高水準で取引を終えた。
一方、ソフトバンクG (T:9984)が売りに押され、ファーストリテ (T:9983)は小安い。
前日大きく買われたユニファミマ (T:8028)が急反落し、一部証券会社のレーティング引き下げが観測されたJT (T:2914)も軟調だった。
また、ワイヤレスG (T:9419)などが東証1部下落率上位に顔を出した。