29日のマザーズ指数は大幅に4日続落となった。
前日の米国株式市場で、原油相場の上昇や一部主要企業決算が好感されて主要3指数が揃って反発した流れにより、マザーズ市場も朝方はプラス圏でのスタートとなった。
その後、朝方にかけて1ドル106円台を回復していた円相場にて円安進行が一服するなか、日経平均がマイナスに転じた流れから、マザーズ銘柄に対しても売りが次第に増加した。
また、引き続き指数インパクトの大きいアンジェス (T:4563)に対する売りも継続し、バイオ株が揃って軟調であったことも指数を押し下げた。
前場中ごろに開始されたアジア株式市場が下げ渋りをみせたことは、個人投資家心理の下支え要因になったが、大引けにかけてもマザーズ指数の戻りは鈍かった。
なお、売買代金は概算で734.30億円。
騰落数は、値上がり76銘柄、値下がり201銘柄、変わらず7銘柄となった。
値下がり上位銘柄では、前々日から急落の続くアンジェスがストップ安水準まで売り込まれたほか、アズーム (T:3496)や霞ヶ関キャピタル (T:3498)がそれに続いて大幅安に。
売買代金上位では、そーせい (T:4565)、ブシロード (T:7803)、イノベーション (T:3970)、オンコリス (T:4588)、GNI (T:2160)、手間いらず (T:2477)が軟調。
一方で、逆行高の続くバンクオブイノベ (T:4393)が14%高になったほか、インパクトホールディングス (T:6067)、ロゼッタ (T:6182)、UUUM (T:3990)は堅調。