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トランプ大統領、GMに不満 中国事業の米回帰を要請

発行済 2019-08-31 02:30
© Reuters. トランプ大統領、GMに不満 中国事業の米回帰を要請
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[ワシントン 30日 ロイター] - トランプ米大統領は30日、自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM) (N:GM)が自身の大統領就任前に中国に主要工場を移管したと批判し、中国で展開する事業を米国に回帰よう要請した。

トランプ大統領はツイッターへの投稿で「ゼネラル・モーターズはかつてデトロイトの最大手だったが、今では最小の自動車メーカーの1つだ。GMは私の大統領就任前に中国に主要工場を移管した。これは米国からの救いの手があったにもかかわらず行われた。GMは今再び米国への移管を始めるべきではないのか?」と述べた。

トランプ大統領の発言は、GMの米国内で働く時間給従業員が4万6000人と、米自動車大手3社で最小とされる欧米フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA) (MI:FCHA)の従業員数を下回ったというブルームバーグ・ニュースの報道に反応したとみられる。

GMは過去40年で米従業員数を大幅に削減。1979年には約62万人が勤務していた。

GMはトランプ大統領のツイートに直接コメントすることはしなかったものの、報告書で「GM中国事業は米雇用への脅威ではない」と説明。GM本体が2010年以降、中国合弁事業から160億ドルの持分利益を獲得したと指摘した上で、米事業へは09年以降230億ドルを投じていることを明らかにした。

GMは昨年、中国で360万台を販売し、世界販売数の43%を占めた。昨年の中国事業の持分利益は20億ドルだった。

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