[ワシントン 25日 ロイター] - 米上院商業科学運輸委員会の航空安全性に関する公聴会で、米航空機大手ボーイング (N:BA)からの出席者が近日中に証言する見通しとなった。同委員会の報道担当者が25日発表した。ボーイングの誰が証言するかは明らかになっていない。
ボーイングの取締役会はこの発表に先立って同日、旅客機737MAXの2件の墜落死亡事故を受け、航空機の開発や製造、運航を監視する常設の安全委員会を設置したと発表した。
商業科学運輸委のロジャー・ウィッカー委員長は、公聴会ではボーイングがようやく打ち出してきた改善案の詳細を聴くつもりだと述べた。
先週には下院の運輸経済基盤委員会がボーイングのデニス・ミューレンバーグ最高経営責任者(CEO)に対し、10月30日の公聴会で証言するよう要請。ピーター・デファジオ委員長は、ボーイング商用機部門のチーフエンジニア、ジョン・ハミルトン氏にも証言を求め、ボーイング側は要請について検討していると述べていた。
同委員会の報道担当者は25日、ボーイングからの新たな返答はないと話した。