本日のマザーズ指数は大幅続落となった。
前日の米国株式市場で主要3指数は揃って大幅に反発したが、朝方に米中貿易問題を巡る次官級協議に関して、「2日間の議論では主要な問題点について進展がなかった」と伝わると、個人投資家のセンチメントにも影響を与え、マザーズ市場には朝方から売りが先行した。
今晩から始まる米中閣僚級協議を前に、関連ニュースフローに東京市場が一喜一憂するなか、マザーズ銘柄に対する押し目買いの動きは鈍かった。
時価総額上位銘柄を中心として後場に一段安となるなか、マザーズ指数は引けにかけて下げ幅を拡大する展開となった。
なお、売買代金は概算で686.99億円。
騰落数は、値上がり74銘柄、値下がり208銘柄、変わらず14銘柄となった。
値下がり率上位銘柄では、直近IPO銘柄のギフティ (T:4449)や前日の決算が嫌気されたスタジオアタオ (T:3550)が10%安になったほか、決算を明日に控えるチームスピリットや材料のあったエヌ・ピー・シー (T:6255)がそれに続いて大幅安に。
配当予想の増額修正や自社株買いが朝方に好感されたエヌ・ピー・シーに対しては、朝方の買い一巡後に利食い売りが優勢になった。
売買代金上位では、AI CROSS (T:4476)、そーせい (T:4565)、サンバイオ (T:4592)、ブシロード (T:7803)、メルカリ (T:4385)、UUUM (T:3990)、ロゼッタ (T:6182)、オンコリス (T:4588)が軟調。
一方で、レアジョブ (T:6096)が6%高になったほか、HENNGE (T:4475)、ミクシィ (T:2121)、Sansan (T:4443)、GNI (T:2160)、ホープ (T:6195)が上昇。