日経平均は大幅に3日続伸。
米中が11日まで行った貿易協議で部分的な合意に達したと伝わり、日本の3連休中に海外株は大きく上昇。
円相場は1ドル=108円台前半に下落し、連休明けの日経平均はこうした流れを好感して264円高から、また節目の22000円台をおよそ3週間ぶりに回復してスタート。
寄り付き後も先物の買い戻しなどが入り、大引けにかけて22219.63円(前週末比420.76円高)まで上昇する場面があった。
ただ、後場は値幅が65円ほどにとどまり、高値圏でややこう着感を強めた。
大引けの日経平均は前週末比408.34円高の22207.21円となった。
終値としては4月26日以来、およそ5カ月半ぶりの高値水準。
東証1部の売買高は12億8408万株、売買代金は2兆3125億円だった。
業種別では、海運業、医薬品、建設業が上昇率上位で、その他も全般堅調。
石油・石炭製品のみ下落した。
東証1部の値上がり銘柄は全体の88%、対して値下がり銘柄は10%となった。
個別では、日経平均寄与度の大きいソフトバンクG (T:9984)が2%超、ファーストリテ (T:9983)が3%超上昇し、2銘柄で日経平均を約101円押し上げた。
ソフトバンクGは米シェアオフィス大手への追加支援が報じられている。
半導体関連など景気敏感株の買い戻しが強まり、SUMCO (T:3436)は5%を超える上昇。
その他売買代金上位もトヨタ自 (T:7203)、任天堂 (T:7974)、ソニー (T:6758)など全般堅調だった。
決算発表したクリレスHDやディップ (T:2379)、統合失調症治療剤の米国での承認取得を発表した久光薬 (T:4530)は大幅高。
また、業績上方修正を発表したeBASE (T:3835)はストップ高を付けた。
一方、売買代金上位ではリクルートHD (T:6098)や太陽誘電 (T:6976)が逆行安。
決算発表銘柄ではパソナ (T:2168)やチヨダ (T:8185)が大きく売られた。
また、UMCエレ (T:6615)は連日で売り気配のままストップ安比例配分となった。