日経平均は続伸。
18日の米国市場でNYダウは反落し、255ドル安となった。
ただ、航空機のボーイングと医薬・日用品のジョンソン・エンド・ジョンソンが大幅安となったことが主因。
日経平均は企業業績の改善期待を背景とした買いが続き、本日も48円高からスタート。
英国の欧州連合(EU)離脱を巡る不透明感などから上値はやや重く、祝日を前に積極的な売買も手控えられたが、後場に入ると22581.28円(前週末比88.60円高)まで上昇する場面があった。
日中の上下の値幅は65円あまりだった。
大引けの日経平均は前週末比56.22円高の22548.90円となった。
終値としては連日で年初来高値を更新した。
東証1部の売買高は8億9168万株、売買代金は1兆5304億円だった。
業種別では、証券、鉄鋼、建設業が上昇率上位だった。
一方、海運業、医薬品、空運業が下落率上位だった。
東証1部の値上がり銘柄は全体の66%、対して値下がり銘柄は29%となった。
個別では、三菱UFJ (T:8306)やリクルートHD (T:6098)が堅調で、SUMCO (T:3436)、トヨタ自 (T:7203)、ソニー (T:6758)は小じっかり。
三菱UFJなどの金融株は金利上昇が買い材料視されたようだ。
業績修正を発表した高砂熱 (T:1969)や福井コンピ (T:9790)は買いが先行し、ジューテック (T:3157)はストップ高。
自律反発期待の買いが入ったUMCエレ (T:6615)や全固体電池関連のカワタ (T:6292)もストップ高水準で取引を終え、キャリアインデ (T:6538)は連日のストップ高となった。
一方、ソフトバンクG (T:9984)、ファーストリテ (T:9983)、任天堂 (T:7974)などは小安い。
太陽誘電 (T:6976)が2%超下落するなど電子部品株は軟調だった。
ゴルドウイン (T:8111)やハブ (T:3030)はラグビーワールドカップ準々決勝の結果を受けて売りがかさみ、新株予約権発行による資金調達を発表したスノーピーク (T:7816)が東証1部下落率トップとなった。